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20100407

みみをすます in 新潟 レポート

津田貴司さんによるワークショップ「みみをすます in 新潟」のこと。
やはり風が冷たい28日。雨通しであれば、屋根のある場所に移ってしようと、あらかじめ津田さんとお話していましたが、幸いに、予定していた順路で決行。午後1時前になると、続々と参加者のみなさんが砂丘館の正面に集まります。昨日のライブに来ていただいた方が多く、とてもうれしいことでした。初めにみなさんであいさつをして、津田さんから手引きが配られ、今回のワークショップ「みみをすます」についてのかんたんな説明がありました。「音を聴く」に始まり、「静けさを聴く」を経て、「みみをすます」の状態へ。わかるようで、わからない各々はじめての体験。何はともあれ出発することにします。


参加者として感じたことを中心に、様子を思い出しながら。


(住宅街で、音を聴く)


まずは「音を聴く」ことから。といっても、じっと集中するのではなく、お喋りをしながらゆっくり歩いていきます。静かな住宅街を歩きながら、まわりの音に反応ながら。住宅からは、子どものどたどたがやがやいう音が。自分の足元、蹴飛ばされる石や、地面の素材の音がしています。音が少なければ、音を出していてもよし。海までの道路はゆるくアーチ状になっていて、距離で聴こえが変わる、といったことを、津田さんが立ち止まってお話しました。(その付近には、「ドン山」という、かつて正午を告げた大砲がありました。新潟でちょっとおもしろいサウンド・モニュメント。)


その後、海が見える道に。視界が開け、その分とても寒いコースへ。砂風を防ぐための松林の中を歩きます。この林周辺にはこれまで冬鳥が見られましたが、ワークショップの日は鳴き声はせず、とても静か。左手に海の潮の音が聴こえ、木々に囲まれています。どなたかが、カンカンゴンゴンと音を出してみると、林の中ではその音は鈍く響きました。ちょっと山の中のような、木の反響。林を出ると、海の音。みなさん、落ちているもの弾いたり、排水管に耳を当てたり、海に面した5階くらいのマンションの前に佇んで車か波の音を聴きながら、会話は控えめに黙々と、でも楽しそうに歩き続けます。(この静かで、楽しそうな雰囲気はちょっとおもしろい様子です。)強い風でからだを冷やしながら、最初の目的地「日和山展望台」へ。展望台の上からは、まちがよく見えます。そして、へんなイラストの海の図も。展望台下の螺旋の形状から、手をたたいてエコーを楽しんでみます。


ここまで「音を聴く」コースでしたが、その周辺が静かなことから「静けさの向こうのにある音」にも、自然に耳をすましているようでした。



(寒かった日和山展望台)


その後、津田さんから「静けさを聴く」のコツを教わり、それを意識しながら、まちに向かって坂を下ります。「静けさ」といっても、無音というわけではなく。大きい音じゃない音、遠くに聴こえる音、もやもやした音など、はっきりしない音を積極的に聴こうと試みます。坂を下りながら(海から遠ざかりながら)はっきりしない音、雰囲気のような音が移り変わるように感じました。途中、参加者のKさんが生まれた味のある建物が。少し歩いて、「日和山住吉神社」に到着。ここは、かつて船のための天気予報「日和見」をした場所。海上安全の祭神が祭られている神社です。喧しく鳴くヒヨドリに囲まれながら、ここでもしばらく、ぼんやりと音を聴き探しました。

のんびり歩いてきたので、少しだけペースを上げながら、本町通りへ。これまであまり聴こえなかった車のエンジン音が近くにあります。遠くでなっているようなボーとしたあいまいな音は、角の湯という銭湯のボイラーだったでしょうか。天気のためか、わりと静かな、古い商店街を歩きながら、土俵が印象的な「あけぼの公園」で小休憩。没頭したことと歩いたことで、少しみなさんお疲れさまです。飲みものを飲みながら、感じたこと、聴こえた音を話しあいました。


商店街には道路の狭さや、通行人の多さ、いちブロックの広さ/曲り角の多さで、そこだけの音のリズムがあるようだと感じました。その商店街らしい音が聴こえる中、上(白山神社方向)に向かって歩きます。ここでいよいよ冷たいみぞれが。そこで「西大畑公園」でと予定していた「みみをすます」を、古町の雁木アーケードの下で行います。これまでとは違い、何が鳴っているか、どこの音なのかを聞き分けずに、もっとぼんやりと模様のように聴いてみようと試みます。みなさん、各々好きなポイントでみみをすませます。


(古町のアーケード)

・
・
より目ならぬ、より耳?
・
ぽちゃぽちゃという雫の音
・
ぼんやり
・
・

(古町の音にみみをすますasunaさん)


アーケードの下でぼーっと佇む人は、通りすがりの人から見ると、ちょっと怪しい様子。う〜んやってみると、違いがわかったような、わからないような。でも、それぞれで音をすっかり楽しまれていたようです。雨だれの音は、みなさんが「いい音だったね」と仰っていました。みぞれの中を、急ぎ足で砂丘館まで。津田さん曰く、「聞き分けのない耳」(可笑しい表現です)だと普通の生活/行動が危ないので、気ままにお喋りをしながら、西大畑公園や、大畑の住宅街を通りながら戻ります。そうやって、いつもの耳に「戻して」いきます。


実は「みみをすます」の状態に、なにを感じたか/どう聴こえたかをこのレポートで伝えようと思っていましたが、実際いちばん文字にしにくいものだなと、今書きながら思い出しています。印象的なことといえば、音に注意深くなるにつれて、目立つ音以外の、地味な音(?)の動きに過敏になるように感じたことでしょうか。そのことにぼんやり没頭(集中ではなく)していると、耳が大きくなっていくような気持ちになります。


砂丘館にもどり、座敷であたたかいお茶を頂きながら、歩いているときに感じたことや、これまでの生活で感じてきた音の話題を、思い思いに話しました。音の発見の充実感。ワークショップを経て、みなさんには、そういう不思議な一体感があるようでした。何か、大切なことを知ったような気持ちになりますが、そういうものもよく言い表せないものです。純粋に「音ってたのしい!」ということなのかもしれません。




今回、ワークショップをひらいてくださった津田貴司さんは、参加者それぞれの体験の課程を大切に考えていて、一から最後までを教えるという内容ではありませんでした。だから、「講師」や「先生」ではなく、「おと案内人」。なので、「上手にできた/できない」ではなく、ひとりひとりのペースでの発見を楽しむことができる内容だったと思います。参加されたみなさんも、とても楽しそう。




今回参加された方は、東京から来ていただいたHさん、美術の作家さんのTさん、グラフィックデザインのプロダクションを営むKさん、レコケンでお世話になっているSさんなど、スタッフあわせて15名ほど。前日のライブに出演いただいたsawakoさんとasunaさんも最後まで参加。sawakoさんは、歩きながら録音もしていた様子です。ご参加いただいたみなさま、スタッフのみなさま、お茶を煎れてくださったかおさん、そして津田さん、お疲れさまでした。寒い日でしたが、一緒に体験ができてとても楽しい日となりました。本当にありがとうございました。


※参加してくれたU兄さんがいいことを書いていました。ありがとう。→ ●




(だめな感じの海の図:日和山展望台にて)



20100404

空と余韻の音楽 レポート

春のぽかぽかとした陽気の中…と想像していたらそんなことはなく、天気がとても心配された3月の最終週。27日は、午前中こそ青空が見えていましたが、風はとても冷たい。(ライブ中は雪が降ることになる。)

すでに前日新潟に着いて、ゆっくりいろいろなところを回られていたラジオゾンデの津田さんと青木さんは、前日の金沢collabonでのライブを終えバスで到着したsawakoさんとasunaさんとmarilouで合流。相変わらずのおいしい昼食をいただいたあと(給食のように自分たちで好きなように盛りつけし、おいしくいただきました。みそパンも最高!)、のんびりお喋りを楽しんでから砂丘館へ。一昨年のライブの際も使わせていただいた砂丘館。今回は蔵ということで、音も雰囲気もまた違く、ライブ前からとても楽しみにしていた空間。砂丘館は古い建物、だけど古すぎもせず、かつての生活感が少し残る、風通しのよい、とても好きな建物です。庭には、梅が咲いていました。

おぼろげな記憶を遡りながら、少しだけ振り返ります。

asunaさん
(写真はリハーサル、このギター姿がいい。)

少し遅い開場、asunaさんのライブが始まったのは18時すぎ。腰の高さほどのテーブルに、カシオトーン(だと思う)や、こまごました玩具がところ狭しと置かれ、ライブがスタート。ギターを手にし、ほろほろ爪弾く。ネジ式の玩具を巻いて、可笑しい音が重なっていく。途中、クラッカーをパン!と一撃。カシオトーンからは、やわらかなドローンが流れ会場の空気を満たしていく。ああ、asunaさんの音だなあと。ごちゃごちゃしたセッティング、とは、また違う整った音の世界があります。目を閉じていると、ぐーっとその物語のような世界に流れに引き寄せられていくような。これまでの録音作品に聴かれたような音もあり、こんな風に作品が生まれていくのだなあと、ライブを聴きながら考えていました。前日のセプテットとしての金沢ライブでも、文学作品をモチーフにしていたそうですが、asunaさんの音楽は、そういう読み物のページ展開と同じ、ページを「めくる」ような楽しみがあります。今回の砂丘館ライブでも、楽器によって場面が移り変わる印象で、「アスナ劇場」と言いましょうか、asunaさんのアトリエで、たくさんの面白いものに囲まれながら、次々面白い物語や、おとの楽しいアイデアがうまれてくる瞬間に立ち会っているような、ワクワクするパフォーマンス。再び、ギターをもってゆっくり幕を弾いていく。そのステージは終わりました。一昨年のmarilouでのパフォーマンスも、今回のライブも、asunaさんのギターはとてもいい音をしています。彼の音楽の中でも、とくに作家性が裸になった音のような、その飾り気のない音がとても好きです。





ラジオゾンデ
(左:津田貴司さん/右:青木隼人さん)

5月の発売に先駆けて、待望の新作「radiosonde」を今回のライブために先行で用意してくれたラジオゾンデ。(先日レーベルflauからのプレスリリースがありました。)ギターを抱えて、帽子がよく似合う。音量も決して大きくなく、そーっと始まっていくこの静かで控えめな音楽には、耳を引きつけるお二人だけの魅力があります。即興的な部分を多くもちながら、そうやって数々のパフォーマンスで自然にうまれたフレーズや流れを、あらためて弾き直して作品にしているようなお二人の音楽。「即興性と構築性のせめぎあい」と、flauのページでは青木さんがそう仰っていました。2本のギターと、エレクトロニクス。青木さんの、膝にぶつけて振動する音叉を弦に触れさせたときの、独特のざらついた和音感、エスニックな爪弾きとハーモニカの色彩、それに津田さんのギターの音色の美しさ。(troposphereやequinoxの、すばらしいこと)「radiosonde」に収録されている曲(と分かるのは、翌日)を中心にしながら、人が集ったこの日だけの空気に、そっと触れていく質実な音が、蔵の空間に響いていました。「この暖かみと、懐かしさのようなものは、何だろう」と、聴きながら考えていました。とても視野が広い、気象観測気球からの風景。たしかに嘗ては、砂丘だった場所にあるこの会場から、空からの風景が見えるかような音/音楽。少し短く感じられましたが、とても充実のパフォーマンスでした。各々ソロとしての活動も注目されていますが、そのお二人によるデュオはほんとうに貴重な存在だなと思います。




会場で完売した新作「radiosonde」は5月17日に発売。
その直前、5月14日には東京vacantで、The BoatsとDanny Norburyの来日にあわせて、
ラジオゾンデも出演されるようです。ちょっとめずらしい組み合わせ。
主催は、flauとhome normal(どちらも注目のレーベルです)。必見です。




sawakoさん

待望のライブ。12kやscholeなどからの作品で聴かれる音とも違う表情があります。たぶんsawakoさんが行ったいろいろなところで録音した、ひとの気配のある風景の音や、ひとの話の声が聴こえ、宛ら映画のように音が経過していきます。精巧で、きらめきのある音と、そしてずっと近くて、現実感のある歌声、とてもすばらしい演奏。そして、その音に聴こえる作家性と、映像作家としてのsawakoさんの組み合わせがとても面白いもの。目を閉じたときに見えてくる、懐かしさのある風景と、目を開いたときの、際立った映像のデジタルプロセス。今後発表になる、winds measure recordingsというレーベル(活版スタジオ/かっこいい装丁)から作品は、これまでの12k作品のようなやわらかな音ではないと.sawacom @ NewYorkで仰っていたsawakoさんですが(曰く「シュガーコーティング0%」)、今回の演奏を聴いていると、そういう表現や音/素材選びの間口の広さや、最前衛にいる音楽家としての存在感、そして彼女の耳や感性のよさがとても伝わってくるものでした。ふわふわした夢心地の、不思議な現実みのある音。sawakoさんの一時帰国にあわせて企画された、今回の「空と余韻の音楽」、新潟で、sawakoさんのすてきな演奏が聴けたことは、ほんとうにうれしいことでした。もっと、ライブで聴きたい方です。
当日の物販には、sawakoさんが主催するてづくりレーベルtiny tiny pressの品が。以前、開催された個展「虹蚊 NIJIKA」のブックレットと、可愛い「はぎれぽえむ kilt’n'poem」(モチーフの鳥がなんともいいですよ)が並びました。こういうsawakoさんの手づくりは、とても注目したい活動です。ワールドワイドにリリースされる音楽とは、また別の顔、でもやはりsawakoさんらしさがあり、とても好きです。(DIYな姿勢にも、なんだかかってに共振。)


今週末4月10日(土)には、東京の梅上山光明寺で12kショーケース(!)と銘打たれた、注目の催し「誰そ彼 vol.18」が行われます。その中でsawakoさんは、なんとhofliさん(ラジオゾンデの津田貴司さん)とのデュオでの出演されます。予約がたくさん埋まっているようですが、もしかしてまだ間に合うかもしれません。場所は東京ですが、必見のライブです。







最後になりましたが、寒さのなか、たくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。出演されたみなさんの、今後の活動に注目していただけたら、とてもうれしいことです。


ライブが終わっても、しばらく出演されたみなさんの音の質感が耳に残っていました。その耳でワークショップ「みみをすます in 新潟」に望むことになりますが、ワークショップについてのレポートは、また後日です。



20100329

御礼

ライブ「空と余韻の音楽」、ワークショプ「みみをすます in 新潟」とてもよい日になりました。凍えるような寒い日にもかかわらず参加をいただき、ほんとうにありがとうございました。思ったことが多く、いろいろ書きたい気持ちがあるのですが、まずはお礼を。よいスタッフ、よい空間。おいしい昼食。その日だけの、でも耳に残っている音。協力をいただいた、anti music(円秀さんとかおさん)、新潟絵屋さん、大倉さん、中島さんに感謝。あわただしさは、お恥ずかしい限り。




直前になってしまいましたが、明日3月30日(水)、今週末の4月4日(日)に開催されるライブ・イベントについてです。




─ 中 島 佳 秀 展 「 平 ら な 場 所 」 コ ン サ ー ト ─
2010 3.30 (tue)
live: diesel guitar / evala / 中島佳秀
@砂丘館 蔵(旧日本銀行新潟支店長役宅)
新潟市中央区西大畑町5218-1(会場までの地図はこちら)
開場 17:45 / 開演 18:15
1500(ワンドリンク付)
中島佳秀展「平らな場所」の関連ライブ・イベントです。「平らな場所」は新潟絵屋にて30日まで展示されています。ぜひ。




─ 「 流 レ 」 n a g a r e ─
2010 4.4 (sun)
live: 大友良英 / diesel guitar / 木犀
@正福寺本堂
新潟市中央区西堀通七番町1548
開場 18:00 / 開演 18:30
adv2000 door2500(映画半券・前売り券提示の方は200円off) 学生1000
映画「KIKOE」上映(4月3日〜9日/新潟・市民映画館 シネ・ウィンドにて)にあわせたライブです。シネ・ウィンドでは4日、映画上映後に大友さんが舞台挨拶をされます。
info ANTI MUSIC antimusic8@yahoo.co.jp, 025-223-9371(前売り予約受付中)

20100327

空と余韻の音楽 本日です



「空と余韻の音楽」はいよいよ本日27日、18:00より開演です。予約されていない方も、お気軽にご来場ください。17:30より蔵に入場できます。


○各出演者のCD、ご用意しています。
ラジオゾンデの新作(今回の砂丘館ライブが先行販売)、sawakoさんの手づくりレーベルtiny tiny pressからの新作「虹蚊 NIJIKA」を始め、各ソロ作品などなど。当日配布のリトルプレス「水と循環の音楽」で紹介している、津田貴司さんのソロ「湿度計」「水の記憶」(在庫稀少)もあります。青木隼人さんの新作ソロ「atelier」もおすすめです。


○会場にて、翌28日のワークショップ「みみをすます in 新潟」の参加受付を行っております。人数に限りがありますので、希望される方は受付スタッフまでお声がけください。




いまは青空が見えていますが、午後から少し雨が降るとのこと。
あたたかくしていらしてください。砂丘館にておまちしています。




sign from the north  ラジオゾンデ 'sanctuary'より






※
のみの音楽舎のアドレスへのお問い合わせ・ご予約のメールは、本日11:00から返信できなくなります。お手数おかけしますが、お問い合わせは 080-6564-4159(藤井)までお願いいたします。









20100324

28日(日)ワークショップ「みみをすます in 新潟」参加者受付してます

今週末、28日(日曜日)に行う、音楽家・津田貴司さんのワークショップ「みみをすます in 新潟」について。ご連絡をいただいた方(ありがとうございます!)に、「楽器を演奏できなくても参加できるのですか?」「これまで参加したことがないのですが大丈夫?」と質問をいただいたので、少し解説をいたします。



津田さんは音楽家でありながら、これまで益子の森の中や、海の気配が感じられる葉山などで、この「みみをすます」ワークショプのシリーズを主催されてきました。「音」や「聴くこと」を対象にしたこのワークショップは、楽器を演奏したり、何かの知識が必要なものではなく、歩きながら、「音」「聴くこと」をぼんやりと体験して楽しむ、シンプルな内容のものです。


たとえば「かたちのいい石」を探そうと、いつもより注意深く道に目をやりながら歩いていると、普段では気づくことがなかった「きれいなの花」をみつける楽しみがあったりします。昔のコーヒーの缶や、さびた鍵とか、いろいろな落としものが発見できたりします。この「石」や「草花」が、今回のワークショプでいうところの「音」。知識がなくとも、「音拾い」をしながら歩いていると、いろいろな発見があります。そういうふうにはじめながら、徐々に周りに感覚をひらいていきます。


津田さんは、そのやりかたを教えるというよりも、自由に楽しむ「おてつだい」をされます。なので、初めての方でももちろん参加できますよ。
ただいま予約を受け付けております。春らしさが感じられる季節。ゆっくり散歩のように、ご参加をお待ちしております。




─ 津田貴司 ワークショップ 「みみをすます in 新潟」 ─
2010 3.28 (sun)
13:00 砂丘館集合/16:00ころ 解散
1,500yen ─ お茶菓子、小冊子「水と循環の音楽」が付きます
定員 15名

空間との対話を重視した音楽活動を展開している津田貴司さんによるワークショップ。 新潟島の海岸沿い〜下町界隈をゆっくり歩きながら、新潟の音風景にみみをすませます。「音を聴く」からはじめて、「みみをすます」までの段階をゆるりとご案内します。



津田貴司さんのページ > hofli sound diary


のみの音楽舎 藤井まで
highland_1000(a)nifty.com (a)を@に換えて送信ください











27日(土)空と余韻の音楽 ライブ at 砂丘館 蔵

楽しみな毎日です。
ライブとワークショップの詳細をあらためてアップいたします。


今週末、3月27日(土曜日)に、海岸・松林からほど近くにある、旧日本銀行新潟支店長役宅「砂丘館」の蔵にて、ライブイベント「空と余韻の音楽」を開催します。繊細さをたたえたガーリー・ミニマリズムの先駆けとして、唯一の魅力をもつsawakoさん。待望のセカンド・アルバム(flauから!)のリリースを控えたギター・デュオ、ラジオゾンデ(青木隼人 + 津田貴司)。そして、モダン・ドローン/サウンドアートにおける王子的存在asunaさん。3組が出演となります。春の日、蔵の空間でゆったり楽しめるライブになります。ぜひぜひ、みなさまお越しください。



─ 空 と 余 韻 の 音 楽 ─
2010 3.27 (sat)
live: sawako / ラジオゾンデ / asuna
@砂丘館 蔵(旧日本銀行新潟支店長役宅)
新潟市中央区西大畑町5218-1(会場までの地図はこちら)
開場 17:30 / 開演 18:00
2,000yen ご予約をお勧めします
当日、津田貴司さんへのインタビューを収録した音盤ガイド小冊子「水と循環の音楽」(のみの音楽舎発行)を差し上げます。


各アーティストの紹介ページへ
sawakoさん
青木隼人さん(ラジオゾンデ)
津田貴司さん(ラジオゾンデ)
asunaさん


会場「砂丘館」のこと
「砂丘館」は、新潟市が所有する旧日本銀行新潟支店長役宅の愛称です。あまり上り降りする(町に遊びに行く)と落第すると旧制新潟高校生の間で言われたどっぺり坂(ドイツ語のドッペル=ダブる、落第する、からつけられたらしい)を上りきった正面、右手に位置するお屋敷です。ここは新潟砂丘の上。同じ並びには、かつて新潟高校とその寄宿舎「六華寮(六花寮)」があり、いずれも洋風木造の建物でした。明治以後お屋敷町として開発されたこの界隈には、今も洋館の付いた住宅などが残りハイカラな雰囲気が漂っています。(砂丘館ウェブ・ページより)
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─ 津田貴司 ワークショップ 「みみをすます in 新潟」 ─
2010 3.28 (sun)
13:00 砂丘館集合/16:00ころ 解散
1,500yen ─ お茶菓子、小冊子「水と循環の音楽」が付きます
定員 15名(ご予約受付中)


空間との対話を重視した音楽活動を展開している津田貴司さんによるワークショップ。 新潟島の海岸沿い〜下町界隈をゆっくり歩きながら、新潟の音風景にみみをすませます。「音を聴く」からはじめて、「みみをすます」までの段階をゆるりとご案内します。お気軽にご参加ください。

ご予約・お問い合わせは highland_1000(a)nifty.com (のみの音楽舎/藤井)まで

20100322

3.22号 sawakoさん

ライブ/ワークショップともに、いよいよ今週末に迫ってきました。


27日の「空と余韻の音楽」に出演されるsawakoさんのこと。




ニューヨークを拠点に活動をされているsawakoさんは、これまで12k、Schole、Anticipate Recordingsなどの国内外のレーベルから、4枚のソロ・アルバムを発表されています。コアなエレクトロニカ/電子音響のリスナーに支持されながら、でも、sawakoさんの穏やかな、ふわふわとしていて、きれいな色をした音楽は、もっと広い音楽ファンに聴かれています。友達への手づくりのプレゼントが、音楽をはじめられるきっかけだったといいますが、そういう身近な喜びの気持ちや、日常の発見とか、そういう生活の、小さなエッセンスが曲作りの大事な部分にあるのだと思います。その繊細な視点から、ミニマルで/実験的な音の表現の先端分野で、唯一の魅力を放つ存在になりました。現在、世界のいろいろな都市で、音と映像のパフォーマンスをされています。─── また、sawakoさんご自身で主宰する手仕事レーベル「tiny tiny press」(ウェブサイトは仮オープン中)が、今年4月より始動されるようです。ひとつひとつ手づくりの小さな作品が、これからリリースされるそうなので、こちらも要注目です。




sawakoさんのアルバムタイトルや曲名は、色の名前みたいですね。その音楽を聴いていても、曲ごとに色みの移り変わりが見えて、そのひとつひとつの色も、作品全体のグラデーションもとてもsawakoさんらしいデリケートな色彩に聴こえます。
Pink Liquid Cotton Candy from 'HUM'




昨日の朝、新潟の空は黄砂のためか黄色く不思議な色をしていましたが(風が強く寒かったですね)、雲の厚みでゆっくり色を変えていくさまは、ふしぎと音楽のように思える瞬間があります。(色が音に見えてくるような │ 音が色に聞こえているような)黄色く色のあせた懐かしいような風景の写真や、偶然赤みや青みが強く現像された「ぼやけ」のきれいな写真を譜面に、空が音楽を奏でたら。sawakoさんのようないい音が聞こえてきそうです。




27日の「空と余韻の音楽」では、音と映像をあわせたライブをしていただきます。
蔵の空間で、ゆったり楽しめるライブになります。ぜひ、みなさまお越しください。





sawako プロフィール
名古屋出身。現在、ニューヨーク在住。
デジタル技術を用いながらオーガニックで瑞々しい世界感を紡ぐsawakoの作品は、これまで英国のWire誌や米国のNYArt誌などにとりあげられてきました。2000年ごろからネット上をベースに活動をはじめ、ガーリーミニマリズムの先駆けとして活躍。日常の小さな断片をきりとって、電子音とともに、様々な情景のうつろう懐かしくて少し切ない凛とした空気感を紡ぎます。親しみやすい穏やかな音景によって「microsound」「lawercase sound」とよばれていたジャンルの裾野を広げることに貢献する一方、その硬派でゆるぎない独特の世界感とテクノロジーに関する洞察力の深さは、世界中のコアなリスナーに根強く支持されつづけています。
http://www.troncolon.com/







空と余韻の音楽 
2010 3.27 (sat)
live: sawako / ラジオゾンデ / asuna
@砂丘館 蔵(旧日本銀行新潟支店長役宅)新潟市中央区西大畑町5218-1
開場 17:30 / 開演 18:00
2,000yen ─ 小冊子「水と循環の音楽」が付きます
ご予約をお勧めします


津田貴司 ワークショップ 「みみをすます in 新潟」
2010 3.28 (sun)
13:00 砂丘館集合/16:00 解散
1,500yen ─ お茶菓子、小冊子「水と循環の音楽」が付きます
定員 15名(要ご予約)


ご予約・お問い合わせは
highland_1000(a)nifty.com (のみの音楽舎/藤井)までお気軽に

3.22号 冊子






(冊子「水と循環の音楽」│ のみの音楽舎 発行)
不格好なほぼA6版 80ページ 発行番号flea27
津田貴司さんのインタビューを収録

会場にて配布します お楽しみに







20100315

3.14号 青木隼人さん



27日の「空と余韻の音楽」に出演するラジオゾンデの一人、青木隼人さんのこと。
青木さんはソロ活動で自由学園明日館(池袋)、近江楽堂(初台)、haco(葉山)、STARNET(益子)などで、その空間/場所の響きに重点においた演奏されています。また、ライブ活動とは別に、ギャラリーなどの展示空間において、会場や作家さんのための音楽を制作しており、その日の、その空間と共存する音楽を奏でています。主に、アコースティック・ギターやクロマハープというオートハープによるゆったりとした演奏からは、「音のある静けさ」がきこえてきます。




音楽を演奏していながら、その活動フィールドから、陶芸家や画家のような佇まいさえ感じさせるのは、彼自身がデザイナーとして一線で活躍されていたり(美術同人誌「四月と十月」や、セトキョウコさんのレシピ本などのデザインを担当されています)、絵を描かれていたりするその感性によるのでしょうか。美しいCDの装丁もご自身でされています。





1 Propel(ソロ作品 guitar solo #2より)



青木さんの、作品を聴いていると、私はやかんの湯気やカーテンを思います。(そのイメージというよりも、そのような存在感として青木さんの音楽を捉えているのかもしれません。)やかんの湯気のような音の響きは、そのお湯で入れたお茶で楽しくおしゃべりする人と共にあり、カーテンのような佇まいの音は、窓際で風にゆれ、外の空気や光をやわらかに通しています。ギターの音のうしろには、その演奏された空間があり、その場所のいきいきとした空気や、ときに窓の外の音もきこえてきます。録音作品の生まれ方も、またご自身の演奏活動の大切なところに準じているようです。



昨年の11月に新津で、たねん.さんのお二人が主催した「冬の家時間 展」(とてもいい展示内容でした)で、流れていた音楽が青木さんの作品。お二人が、青木さんの音楽に「冬の印象」を感じたことから、会場の音楽としたとききました。「朝の音楽と朝食の会」という朝早くからのライブ演奏も行っている青木さんの音楽には、朝のようなすがすがしさがあります。その「朝の音楽」に「冬」とは、「なるほど、冬はつとめてなのだな」と納得(?)したことがありました。




3月27日 砂丘館 蔵では、津田貴司さんとの「ラジオゾンデ」として出演されます。空間と対話する音楽。きっとすばらしい演奏になると思います。ぜひ聴きに会場にお越しください。








青木隼人 Hayato Aoki プロフィール
ギター演奏を中心に環境と共にある音楽を続ける。演奏活動のほかにもギャラリーなどの展示空間にて会場や作家のために音楽を制作。2008年冬には「NADA ART FAIR MIAMI」(アメリカ・マイアミ)にてサウンド・インスタレーションを発表。
2007年にレーベル「grainfield」を立ち上げ、CD作品を5枚、CD-R作品を2枚リリースしている。
http://grainfield.net/aoki/




最新作「atelier」より
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空と余韻の音楽 
2010 3.27 (sat)
live: sawako / ラジオゾンデ / asuna
@砂丘館 蔵(旧日本銀行新潟支店長役宅)新潟市中央区西大畑町5218-1
開場 17:30 / 開演 18:00
2,000yen ─ 小冊子「水と循環の音楽」が付きます
ご予約をお勧めします


津田貴司 ワークショップ 「みみをすます in 新潟」
2010 3.28 (sun)
13:00 砂丘館集合/16:00 解散
1,500yen ─ お茶菓子、小冊子「水と循環の音楽」が付きます
定員 15名(要ご予約)





ご予約・お問い合わせは
highland_1000(a)nifty.com (のみの音楽舎/藤井)までお気軽に

20100308

3.7号 津田貴司さん(aka hofli)


27日の「空と余韻の音楽」に出演するラジオゾンデの一人、津田さんのこと。
津田貴司さんは、サウンドスケープに基づいた音楽活動をされています。ある環境での「きこえ」や、その空間のもつ「ひびき」を重視した演奏活動、CD作品やサウンド・インスタレーション(音の展示)、ワークショップなど、一貫して「みみをすます」や「きくこと」をとても意識して展開されています。


サウンドスケープとは「音の風景」「耳できく風景」のこと。分かりやすく言うと屋外で目を閉じてみたときに耳で感じられる「その場の雰囲気」や「気配」のことです。街では人がざわざわしたり、水辺ではさらさら、ちょろちょろと水が流れる音が聴こえてきて、その分かりやすい音以外にも空気のように小さなたくさんの音で、その風景はできています。「みみをすます」ことは、単に「音を聴く/音が聞こえる」こととも少し違い、音以外の、その「雰囲気」や「空気感」もすべて感じ取ること、と言えば近いでしょうか。
津田さんはその「空気感」をとても大切に考えています。


たべものを味わったり(器を見たり、料理した人のことを思ったり)、ゆっくりものを考えたり、風景を眺めたり。当たり前のことを、少し日々が忙しくなると忘れてしまうことがあります。「きくこと」にもいえることで、普段の生活をしながらその「音の風景」から、季節の移り変わりを感じたり、あたりまえの時間の流れを感じることは、とても楽しいこと。決して津田さんはことばで仰っているわけではないのですが、津田さんの音楽作品に触れると、日々の生活にゆとりをもって、当たり前のことを大事に感じながら生活をしたいと、自然に思うことが多いのです。


今回、津田さんには、3月27日のラジオゾンデとしての演奏していただく他に、28日のワークショップ「みみをすます in 新潟」を開催していただきます。海岸沿いの松林〜しもまちを歩きながら、いつも意識しない音、気づかない空気にみみをすませます。春のおとや、この場所(新潟島)らしいおとの発見もあるかもしれません。まち歩きや、散歩のような気持ちで、お気軽に参加いただければとてもうれしいです。〈ワークショップご予約は下記まで〉







ワークショップ「みみをすます in 新潟」フライヤー
(クリックで大きくなります)

ワークショップのコースにて 日和山付近


昨年津田さんは、青木隼人さんとのラジオゾンデで、益子のSTARNET(スターネット)の音楽レーベルSTARNET MUZIKからCD「sanctuary」を発表。(とても素晴らしい作品で、おすすめです)ソロとしても、同じくSTARNET MUZIKから「湿度計」(2008)、Hofli名義で「水の記憶」(2006)、「海の呼吸」(2008)などの作品があります。それらは、循環、季節や時間の流れをテーマにしていて、屋外で録音された風景的な音や、水の音などを用いて、とても穏やかな表情の、繊細な音作りをされています。主にギターの音を操っていますが、演奏面についてはあまり触れられる機会がないものの、実に巧みな演奏家だと思います。
砂丘館の蔵に、どんなおとが響くのでしょうか。みなさまのお越しをお待ちしています。








津田貴司 プロフィール
90年代後半よりhofli名義でサウンドスケープに基づいた演奏を行なう。アルバム『水の記憶』『湿度計』のほか、サウンド・インスタレーション『湿度計』 『海の呼吸』、ワークショップ『みみをすます』シリーズ等、空間との対話を重視した音楽活動を展開している。2009年、青木隼人とのデュオ「ラジオゾンデ」としてアルバム『sanctuary』発表、現在セカンドアルバム準備中。各地でのライブも予定している。
http://d.hatena.ne.jp/hofli/









おとの空、おとの空白

空と余韻の音楽 
2010 3.27 (sat)
live: sawako / ラジオゾンデ / asuna
@砂丘館 蔵(旧日本銀行新潟支店長役宅)新潟市中央区西大畑町5218-1
開場 17:30 / 開演 18:00
2,000yen ─ 小冊子「水と循環の音楽」が付きます
席に限りがありますので、ご予約をお勧めします


てんき や みえないもの の けはい

津田貴司 ワークショップ 「みみをすます in 新潟」
2010 3.28 (sun)
13:00 砂丘館集合/16:00 解散
1,500yen ─ お茶菓子、小冊子「水と循環の音楽」が付きます
定員 15名(要ご予約)

ライブ・ワークショップとも、少しずつご予約をいただいています。
人数に限りがありますので、ご予約はお早めに。


ご予約・お問い合わせは
highland_1000(a)nifty.com (のみの音楽舎/藤井)まで

20100228

2.28号 追記:空からの風景

古町にあるbook of daysさんに、ラジオゾンデの「sanctuary」が再入荷されています。在庫切れのため、今回が最後の入荷ということです。book of daysさんには、「空と余韻の音楽」に出演されるsawakoさん、asunaさんの作品、ラジオゾンデのひとり青木隼人さんのソロCDもあります。(青木隼人さんの参加された楽団、sans deerのライブCD「Grand Tour」も)ぜひ。

ラジオゾンデ
STARNET MUSIC(レーベル)
森と記録の音楽のレビュー

book of days

2.28号 asunaさん

今日は雨模様ですが、ここ数日あたたかく感じられる日が続いています。昨日は、「ふくろといぶくろ」(f/styleにて 今日まで)と「ワタミチお別れ会」に寄ってきました。たくさんの方が集まり、好きにおしゃべりをして賑わっていました。「ふくろといぶくろ」にて、三条で古書屋「真昼造船」(名前はRobert Wyattに由来しています)を始められるという市嶋さんとお会いしました。どんなお店になるでしょう、楽しみなことです。
── チラシ置いていただきありがとうございます





さて「空と余韻の音楽」、今日はasunaさんのこと。
asunaさんは、リード・オルガンによるドローン作品や、おもちゃ箱のような宅録作品、電子音楽と表現形態はとても広い音楽家。これまでLucky Kitchen、Power Shovel Audio、vectors/HEADZといった良質のレーベルから充実したソロ作品を発表していて、最新ソロ「flowers」(ジャケットがいいですね)はアメリカのMusic Relatedからリリースされています。フィールド・レコーディング音源や電子楽器によるエレクトロニカ寄りの音楽で注目されるこれらのレーベルのなかでも、asunaさんの音楽は、ふしぎな異彩を放つ存在。なぜなのでしょうか。

asunaさんの録音作品は、おおきく「ドローンサイド」と「宅録サイド」に分けられて、私はその二つはまた別の顔として捉えていたのですが、最新作品の「flowers」を聴いていてその境はあるようでないのだな…と。つまり、一枚一枚の作品に「asuna印」みたいなものがしっかり存在していて、聴いていると伝わってきます。「flowers」ではこどもの話し声や、フィールド録音音源、オルガンや玩具書きなど様々な楽器の音が入って、しずかさも五月蝿さも、asunaさんはそれらを一度ばばばばと散らかして(こどもの部屋のように)、客観性を持って重ねて束ね、糊付し、ホチキスと製本テープで一冊の物語に組み立てています。そのまとめ方がとてもasunaさんらしいところで、表情の異なる音楽に「asuna印」を感じさせるところ。ノイジーなオーディオ・スポーツも、文学作品を主題にしたものも。文武両道、製本家asuna。

彼は、とても優れたライブのパフォーマーでもあります。一昨年マリールゥさんで催された「Gathering for Breakfast and Morning Music -朝食と音楽の会- 」での演奏では、ギターの音色が重ねられ、やわらかなドローンにその空間が満たされました。その様子や音に、asunaさんの音楽の牧歌的なニュアンスや、隠れたしずかな表情が垣間見えて、私にとって特に好きなパフォーマンスの一つです。「空と余韻の音楽」ではどんなパフォーマンスになるのでしょう。みなさんもぜひ聴きに会場にお越しください。




近況
asunaさんの主宰するレーベルao to aoの最新作「casiotone compilation」が発表されたばかり。casiotoneの品番が各曲のタイトルになっており、21組の音楽家による1分程の作品が収録されている、3inchの小さなCDです。古町のbook of daysに入荷されています。ぜひ。また、Opitope(畠山地平+伊達伯欣)との共同作品「Sunroom」のリリースももうすぐ。こちらは、students of decayのsoundcloudページで試聴音源が公開されています。(とてもいい曲!)[ototoy] の金沢ローカル・レポートのインタビューによると、ソロ作品も予定されているそうです。楽しみに待っています。
asuna ao to ao
http://d.hatena.ne.jp/aotoao/




おとの空、おとの空白

空と余韻の音楽 
2010 3.27 (sat)
live: sawako / ラジオゾンデ / asuna
@砂丘館 蔵(旧日本銀行新潟支店長役宅)新潟市中央区西大畑町5218-1
開場 17:30 / 開演 18:00
2,000yen ─ 小冊子「水と循環の音楽」が付きます
席に限りがありますので、ご予約をお勧めします


てんき や みえないもの の けはい

津田貴司 ワークショップ 「みみをすます in 新潟」
2010 3.28 (sun)
13:00 砂丘館集合/16:00 解散
1,500yen ─ お茶菓子、小冊子「水と循環の音楽」が付きます
定員 15名(要ご予約)

ライブ・ワークショップとも、少しずつご予約をいただいています。
ワークショップも「新潟にみみをすます」というとても貴重な機会になると思います。
人数に限りがありますので、ご予約はお早めに。

20100213

空と余韻の音楽について



3月27日(土曜日)に、海岸・松林からほど近くにある、旧日本銀行新潟支店長役宅「砂丘館」の蔵にて、ライブイベント「空と余韻の音楽」を開催します。繊細さをたたえたガーリー・ミニマリズムの先駆けとして、きらきらした唯一の魅力を放つsawakoさん。待望のセカンド・アルバム(flauから!)のリリースを控えたギター・デュオ、ラジオゾンデ(青木隼人 + 津田貴司)。そして、モダン・ドローン/サウンドアートにおける王子的存在asunaさん。3組が出演となります。春の日、蔵の空間でゆったり楽しめるライブになります。ぜひぜひ、みなさまお越しください。




─ 空 と 余 韻 の 音 楽 ─
2010 3.27 (sat)
live: sawako / ラジオゾンデ / asuna
@砂丘館 蔵(旧日本銀行新潟支店長役宅)
新潟市中央区西大畑町5218-1(会場までの地図はこちら)
開場 17:30 / 開演 18:00
2,000yen ご予約をお勧めします
当日、津田貴司さんへのインタビューを収録した音盤ガイド小冊子「水と循環の音楽」(のみの音楽舎発行)を差し上げます。


各アーティストの紹介ページへ
sawakoさん
青木隼人さん(ラジオゾンデ)
津田貴司さん(ラジオゾンデ)
asunaさん


会場「砂丘館」のこと
「砂丘館」は、新潟市が所有する旧日本銀行新潟支店長役宅の愛称です。あまり上り降りする(町に遊びに行く)と落第すると旧制新潟高校生の間で言われたどっぺり坂(ドイツ語のドッペル=ダブる、落第する、からつけられたらしい)を上りきった正面、右手に位置するお屋敷です。ここは新潟砂丘の上。同じ並びには、かつて新潟高校とその寄宿舎「六華寮(六花寮)」があり、いずれも洋風木造の建物でした。明治以後お屋敷町として開発されたこの界隈には、今も洋館の付いた住宅などが残りハイカラな雰囲気が漂っています。(砂丘館ウェブ・ページより)
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─ 津田貴司 ワークショップ 「みみをすます in 新潟」 ─
2010 3.28 (sun)
13:00 砂丘館集合/16:00ころ 解散
1,500yen ─ お茶菓子、小冊子「水と循環の音楽」が付きます
定員 15名(ご予約受付中)


空間との対話を重視した音楽活動を展開している津田貴司さんによるワークショップ。 新潟島の海岸沿い〜下町界隈をゆっくり歩きながら、新潟の音風景にみみをすませます。「音を聴く」からはじめて、「みみをすます」までの段階をゆるりとご案内します。お気軽にご参加ください。

ご予約・お問い合わせは highland_1000(a)nifty.com (のみの音楽舎/藤井)まで







sawako(サワコ) 
名古屋出身。現在、ニューヨーク在住。日常の小さな断片をきりとって、フィールドレコーディング音や電子音とともに、様々な情景のうつろう懐かしくて少し切ない凛とした空気感を紡ぐ。これまでに、12k、and/OAR、Anticipate Recordingsから通算4枚のソロアルバムをリリース。また、音の領域だけにとどまらず、デジタルアーティストとして、光と映像投影、幻影と蜃気楼、音の振動と環境、日常の中のささやかな物語などをテーマに世界中神出鬼没に活動中。



radiosonde(ラジオゾンデ) 津田貴司 + 青木隼人
青木隼人と津田貴司のデュオ。ラジオゾンデとは「気象観測気球」のこと。ギターやクロマハープ、エレクトロニクスなどによって気球から眺めた音の風景画を描く。自由学園明日館、STARNET、新潟 砂丘館など各地での演奏のほか、2009年春、ファーストアルバム『sanctuary』(STARNETMUZIK)リリース。2010年春にはセカンドアルバム『radiosonde』(flau)のリリースを控えている。今回の新潟ツアーでは先行発売の予定。




asuna(アスナ)
ぬくもりを感じさせるリードオルガンとエレクトロニクスによる牧歌的なドローンサウンドを聴かせる。一方で、ギターやクラリネット、チェロ等の様々な生楽器と電子音響が絡み合った作曲作品から玩具楽器やサンプラーを使ったローファイな宅録作品まで、多様なスタイルを一貫したナラティブな作品としてまとめあげる側面も持つ。これまで4枚のソロアルバムをリリース。今年2月にはopitopeとの共作アルバム 『sunroom』(Students of Decay)がリリースされたばかり。また、今回出演するsawakoとは『yours gray』(and/OAR)、『aihara』(autumn records)において共作。レーベルaotoao主宰。






ライブ/ワークショップについては随時アップしていきます。