20100322

3.22号 sawakoさん

ライブ/ワークショップともに、いよいよ今週末に迫ってきました。


27日の「空と余韻の音楽」に出演されるsawakoさんのこと。




ニューヨークを拠点に活動をされているsawakoさんは、これまで12kScholeAnticipate Recordingsなどの国内外のレーベルから、4枚のソロ・アルバムを発表されています。コアなエレクトロニカ/電子音響のリスナーに支持されながら、でも、sawakoさんの穏やかな、ふわふわとしていて、きれいな色をした音楽は、もっと広い音楽ファンに聴かれています。友達への手づくりのプレゼントが、音楽をはじめられるきっかけだったといいますが、そういう身近な喜びの気持ちや、日常の発見とか、そういう生活の、小さなエッセンスが曲作りの大事な部分にあるのだと思います。その繊細な視点から、ミニマルで/実験的な音の表現の先端分野で、唯一の魅力を放つ存在になりました。現在、世界のいろいろな都市で、音と映像のパフォーマンスをされています。─── また、sawakoさんご自身で主宰する手仕事レーベル「tiny tiny press」(ウェブサイトは仮オープン中)が、今年4月より始動されるようです。ひとつひとつ手づくりの小さな作品が、これからリリースされるそうなので、こちらも要注目です。




sawakoさんのアルバムタイトルや曲名は、色の名前みたいですね。その音楽を聴いていても、曲ごとに色みの移り変わりが見えて、そのひとつひとつの色も、作品全体のグラデーションもとてもsawakoさんらしいデリケートな色彩に聴こえます。
Pink Liquid Cotton Candy from 'HUM'




昨日の朝、新潟の空は黄砂のためか黄色く不思議な色をしていましたが(風が強く寒かったですね)、雲の厚みでゆっくり色を変えていくさまは、ふしぎと音楽のように思える瞬間があります。(色が音に見えてくるような │ 音が色に聞こえているような)黄色く色のあせた懐かしいような風景の写真や、偶然赤みや青みが強く現像された「ぼやけ」のきれいな写真を譜面に、空が音楽を奏でたら。sawakoさんのようないい音が聞こえてきそうです。




27日の「空と余韻の音楽」では、音と映像をあわせたライブをしていただきます。
蔵の空間で、ゆったり楽しめるライブになります。ぜひ、みなさまお越しください。





sawako プロフィール
名古屋出身。現在、ニューヨーク在住。
デジタル技術を用いながらオーガニックで瑞々しい世界感を紡ぐsawakoの作品は、これまで英国のWire誌や米国のNYArt誌などにとりあげられてきました。2000年ごろからネット上をベースに活動をはじめ、ガーリーミニマリズムの先駆けとして活躍。日常の小さな断片をきりとって、電子音とともに、様々な情景のうつろう懐かしくて少し切ない凛とした空気感を紡ぎます。親しみやすい穏やかな音景によって「microsound」「lawercase sound」とよばれていたジャンルの裾野を広げることに貢献する一方、その硬派でゆるぎない独特の世界感とテクノロジーに関する洞察力の深さは、世界中のコアなリスナーに根強く支持されつづけています。
http://www.troncolon.com/







空と余韻の音楽 
2010 3.27 (sat)
live: sawako / ラジオゾンデ / asuna
@砂丘館 蔵(旧日本銀行新潟支店長役宅)新潟市中央区西大畑町5218-1
開場 17:30 / 開演 18:00
2,000yen ─ 小冊子「水と循環の音楽」が付きます
ご予約をお勧めします


田貴司 ワークショップ 「みみをすます in 新潟」
2010 3.28 (sun)
13:00 砂丘館集合/16:00 解散
1,500yen ─ お茶菓子、小冊子「水と循環の音楽」が付きます
定員 15名(要ご予約)


ご予約・お問い合わせは
highland_1000(a)nifty.com (のみの音楽舎/藤井)までお気軽に

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