20120907

shimaf - 411: live at FullMoon










shimaf - 411
track1:《411》 Live at FullMoon Computer Intarnal Rec
track2:《411》 Live at FullMoon Air Rec

福島諭さんの最新作「411」
昨年、画廊フルムーンで行われたfleaongak #4での録音が収録されています。

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この楽曲は2011年4月11日に画廊FullMoon(新潟市中央区東堀通4-453)にて演奏された。演奏時には比較的小型のスピーカ2台の他に小型の振動型スピーカ1台、それにFMのラジオ電波を飛ばすトランスミッターを2台使用して複数のラジオを鳴らした。コンピュータの内部には3種類のサウンドファイル、サイン波による4種類のモチーフ、そしてホワイトノイズが用意されており、この全部で8種類の音源を様々にカットアップしては出力先を変更していくようなプログラムを走らせた。当日、この楽曲に名前はついてはいなかった。
コンピュータの内部では同質の音源が出力されていようとも、スピーカの質の違いによって当然表出される音の存在感は異なってくる。聴衆の聴く位置によって楽曲全体の印象も著しく異なる事になっていた。聴く者全員が同質の印象を共有できるという事がいかに幻想に過ぎないかという、ある面では当然のことを改めて確認しておきたいという気持が、あの時点で強く残っていたためこのようなセッティングを選んだのかもしれない。
福島諭さんによる解説より抜粋
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この収録の日は、いろいろな想いから少し緊張が走っていたと振り返ります。
画廊の空間と時間の流れ(柱時計は強い余震で止まった)の中、
福島さんが続けている記譜、音楽の構造/自らの秩序を管制しようとする
純度の高い探究が、ひとつのドキュメントとして結晶化した作品だと思います。
複数の小型ラジオ、その一台毎に異なるスピーカー特性そのものが
「楽器」といえる発見があったことも、印象に残っています。


今回の「ふたつの音風景に耳をすます」もまた
新しいアイデアの発表の場になると思います。

「411」は会場の画廊フルムーンでお手にとることができます。
ぜひチェックしてほしい作品です。


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