まずは余談から。1日目、砂丘館でのライブを終えたシバタ&アスナ、ラジオゾンデの4人は、今年の夏に行われた松本〜金沢のツアーの編集DVD(アスナさん作)を見ながら夜更かしをしていたそう。(このツアーの時、途中新潟に来ていただければよかったのだが。)眠い目をこすり、マリールゥに集合したのは、みな予定より少し遅め。マリールゥの中は朝食をこしらえている朝の匂いと湯気。朝の独特の空気の中ゆっくりと準備が進められました。青木隼人さんが葉山にあるギャラリーhacoさんで催した「朝の音楽と朝食の会」。マリールゥの鈴木さん夫妻がそのことにとても興味を持ち、この二日目の演奏会が企画されました。あまり早すぎない時間に始めようと、でも、まだ朝の8時半にオープン。一組、また一組と、お客さんがいらっしゃる。あたたかい番茶がもてなされました。砂丘館でのライブに引き続き、待ち焦がれていたこの時間の中にいる事が、ワクワクでよくわからなかった。

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漬け物をかじりながら始まった、アスナさんの演奏。5月のfleaongakでは、佐藤実さんのガラス管から発せられた、オルガンのドローンが演奏されましたが、新潟4回目の今回は小文字名義のギター。朝から念入りにフレーズを確認していましたね。一音一音ハーモニクス音が重ねられる、ギターの柔らかい反復。マリールゥ全体が、柔らかなドローンによって満たされました。アスナさんらしさが感じられる音(なんというか、やっぱりかわいいのです)と、ゆっくり変わっていく展開。息をつかせない、充実の演奏でした。(余談。この翌日、アスナさんとシバタさんと、上越の小川未明文学館に行くこととなりました。きっとなにかよい物語の発見があったのでしょう。)

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