20170722

松本一哉 落ちる散る満ちる


波紋音・音のかけら・陶琴壺・三昧琴など、彫刻家や鍛冶師によって造られた音具を操り、自然の中での演奏・録音を通じて、作為と偶然性が調和する作品を制作している打楽器奏者、松本一哉さん。「水のかたち」に続く2ndアルバムを、7月にミニマル・ミュージックの名門Spekkよりリリースされました。

落ちる散る満ちる」と名付けられた新作は、鍾乳洞の天井から無数に落ちる滴の下に、鉄琴の音板を一枚一枚配置してゆき、滴のリズムとともにその場の空気を採録したもの。60分にわたる鍾乳洞内の静かなドキュメンタリーとなったこの作品のリリースにあわせたスペシャルなライブセットによるソロ、デュオのパフォーマンスを、新潟市役所近くの医学町ビルにて披露します。共演は、haruka nakamura Piano Ensembleのドラマーとして長年活動するほか、数多くの音楽家のライブやレコーディングを支える齊藤功さん。ふたりの打楽器奏者による、穏やかで刺激的な響きの交感をお楽しみください。


松本一哉+齊藤功
「ふたりの打楽器奏者による演奏会」
solo & duo live performance

2017年9月2日(土)17:30 open / 18:00 start
料金:2,000円
会場:医学町ビル 201号室(新潟市中央区医学町通1番町41)→地図
※学生は入場無料です。(入場時に学生証をお見せください)
※車でお越しの方は周辺の有料駐車場をご利用ください。

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松本一哉 Kazuya Matsumoto
東京を拠点に活動している石川県金沢出身の音楽家・打楽器奏者。波紋音・音のかけら・三昧琴などの音の鳴る造形物を使用。音階や旋律ではなく音の響きそのものに着目し、自然の中での演奏・録音からドキュメンタルな作品作りを行うなど、独自の音楽活動を展開。自身の演奏と環境音とを繋げていき、空間全体を聴く事で表現する即興音楽は、打楽器奏者の枠を超えより自由に空間の成り立ちを提示できる数少ないアーティストとして様々な分野から高い評価を受けている。


齊藤功 Isao Saito
打楽器奏者。1981年 神奈川県生まれ。様々な打楽器や非楽器を用いて、そこにある音を創りだそうとしている。吉島智仁との打楽器デュオアルバム「深夜廟」を、今夏Gufからリリース。これまで青葉市子、ARAKI Shin、いろのみ、内田輝、sawako、千葉広樹、畠山美由紀、haruka nakamura、松本一哉など共演多数。
※件名を「落ちる散る満ちる 予約」とし、お名前・人数・ご連絡先をお送りください。

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